実習を目前に控えた看護学科2年生へ、看護学科長より激励の挨拶がありました。(1部を記載しております)
先日、実習に行って今の自分がどれだけ出来ないかを知ってください。どれだけの知識や技術が不足しているかを知ってくださいと伝えました。しかし、一つ約束があります。なりたい自分(看護師)になるために、実習中に決して「出来ない」と言わないこと。植物にもネガティブな言葉を言い続けると綺麗に育たないのと同じで、ネガティブな言葉を言うことによって自分自身を追い込んでしまいます。1万時間集中して出来なかったら、出来ない(向いていない)と言われています。この実習は90時間、3年間でも約3,000時間しかないので、その中で本当に出来ないのか、向いているのかという判断は難しいのです。
人間というものはそんなに能力の差はありません。自分自身の特徴を生かしてください。決して背伸びをする必要はありません。等身大の自分を忘れずに看護をして下さい。
患者様の目標を立てて看護を実践していきますが、自分自身にも目標を立ててください。大きな目標ではなく、小さな目標でかまいません。少しづつクリアしていくことで自分自身が好きになれるはずです。そうすれば、自然に良い看護が出来ると思います。
一生懸命に勉強する、技術を身につけることは自分の為と同時に、患者様の為でもあります。私たち医療従事者の目の前には常に対象者がいるのです。そのことを決して忘れることなく実習に行ってきてください。
教員一同、皆さんの支えになります。背中を押します。何かあればいつでも相談してください。
そして「楽しくなければ看護じゃない」という考え方を実践し、笑顔で実習し笑顔で帰って来てくれることを待っています。