実習お疲れさまでした。どうでしたか? 一生懸命に頑張った人は手を挙げてください。(挙手,挙手,挙手,挙手)
それでは、一生懸命に頑張った自分や周りの同級生に対してお互いに拍手をしてあげてください(パチパチパチパチ)
皆さん、本当によく頑張りました。担任をはじめ、色々な教員から凄く頑張っていると報告を受けていました。
実習に行く前に皆さんにお伝えしたことを覚えていますか?
「出来ない自分を知ること」
「自分の課題を明確にすること」
そして、「出来ない」「もう無理」というネガティブな発言をしないということでした。
今回の実習で何を学びましたか? 実習記録の書き方でしたか?アセスメントの書き方、患者様の問題点の抽出?その根底には認定されるのかどうかばかり気にしていませんでしたか?
バイタルが上手く測れた!コミュニケーションが上手にとれた!清拭が出来た!車椅子が押せた!など出来たことも多かったはず。それが出来ただけでも凄いこと。自信を持ってください。でもそこで終わらずに、もっとこうしておけば上手くできたかもしれないと思うことも大切 です。
しかし、それらは全て自分中心の学びであって、そこに患者様はいない。座学ではないので必ず患者様から何かを学んでいるはず。例えば「心不全の患者の看護」を学んだわけではない。「心不全の〇〇様の看護」を学んだはず。
人間の幸せは4つあると言われています。
1.人に愛されること
2.人に褒められること
3.人の役に立つこと
4.人に必要とされること
私達教員は、看護過程の展開ばかりにこだわっている訳ではありません。もちろんそれも大切ですが、単なる思考過程のひとつであり、皆さんが患者様のために何ができるのか?何をして差し上げたいのか?という発言を待っていました。
患者様の役に立てている自分がそこにいる。この実習で1番学んでほしかったところはそこでした。それが「看護の原点」だと思います。
今回の実習で、あなたは受け持ち患者様にとってどういう存在でしたか?必要な存在でしたか?何か一つでも患者様の役に立てましたか?楽しく実習できましたか?4つの幸せの中の何かが満たされましたか?
ひとつでも満たされたのであれば、今回の実習は合格です!
皆さんは、この世の中に必要とされている人間です! ※以下省略です
これからの学校生活に生かしてください!