看護学科1年生は初めて受持ち患者さんを担当させていただく、基礎看護学実習をおこないました。
今までは、学校で学生同士の基礎看護技術をおこなってきました。しかし、今回は病院で実際の患者さんを相手におこないました。緊張して血圧測定も上手くいかないこともありましたが、患者さんに協力してもらい何とか測ることができたようです。
今回の実習は、入院している患者さんの日常生活の援助を目的としています。しかし、初めての実習で入院中の患者さんが何に困っているのか?何を必要としているのか?何をすればいいのかわらない学生も多かったかもしれません。その理由は、看護を難しく考えていたのかもしれませんね。何も出来ていないと落ち込んでしまった学生もいたかもしれませんが、カンファレンスを通じて、すごく沢山の援助をしていたことに気が付いてくれたと思います。
看護とは何かを考えた時に、まず患者さんを知り、そしてその家族や、入院する前の生活など今までの生活などを知ることから始まります。
看護とは、それらの情報を通して、私たちが普段の生活で行っている何気ない事を入院中にも行えるように援助することが看護の第一歩だと思っています。決して注射や処置など、華やかに見える部分だけが看護ではありません。学生の皆は今回の実習を通して理解してくれたと思います。
実習を引き受けてくださった榊原病院、南岡山医療センターの皆様大変お世話になりました。