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入院中の患者さんは、それぞれ生きてきた過程が違います。どんな時代に生まれ、どんな時代にどのようにして育ったのか…。
学生と患者さんとの価値観は違います。生きてきた過程が違うので、違って当たり前です。しかし、つい自分がこうだったからという自分の価値観から判断し、看護を行う場合も少なくないかもしれません。しかし、それが本当に患者さんのためになっているのか?一歩引いて、客観的に自分の看護というものを考えるのもいいかもしれませんね。
例えば「昼寝をしているから起こさずにしよう」「入浴を嫌がるから今日は止めておこう」と自分の判断する場合があります。これって、もしかしたら自分の価値観が入っているかもしれませんね。患者さんの事を考えての行動が、実は入院中の患者さんに対して悪影響を及ぼしているかもしれません。
看護の仕事は専門職です。専門職とは、その道のプロフェッショナルです。
「自分を知ること」「相手を知ること」こんな技術を身につけるのもプロフェッショナルの要素ではないでしょうか。
本当に看護って奥が深く、難しいものですね。